十年が経ち、旅立ち byなおき

jouneyamerica2012

2011年08月04日 23:02

もう3人が出会って十年になる。

僕らは16歳だった。
学生服がぎこちなかった。
今となっては瞬間だった3年間という時間を、途方も亡く持て余していた。



だから、僕ら、ずっと語り合っていた。
恥ずかしげもなく本気で、語り合える友人が存在することが、生涯、僕らの拠り所になった。





そして、、、、




あの頃、無責任に描いた夢も、自分像も、生き方も、社会も。

当時「未来」と呼んでいた空間が、
いつの間にか「現在」となっていることに気づく。




十年。。

それはとてつもなく長い時間に思えたんだけど。

十年。。。

それだけあれば、何にでもなれるような気がする。

十年。。。。。

僕らはその膨大な時間の中、どれだけの事をしてきたのだろう。


あの頃描いた未来と比べ、どれだけ近づくことができたのだろう。



目をつぶり、学生服を着た自分と対峙すると思わずゾッとする。



僕は焦った。
けれど、一人じゃどうしても腰が重い。
不安。

そんな時だった。

「いっしょに事務所作ってそれぞれのやりたい事の拠点にしようぜ。」


高校で供に語り合ったあつしと、いっこうだった。

あつしは起業。
いっこうは輸入業。
僕は旅人活動。

僕らは今、26歳。
勝負をかけるには早い時期ではないはずだ。



「一人では怖いけど、こいつらとなら。」


そして僕らはまた集った。
それぞれの道がまた交差する。




話しは続く。

「っとその前に、
3人でアメリカを車で横断しようぜ!

高校の頃みたいに青春しよう!
大自然で語り合って、お互いの絆を確かめ合おう!!」




話しは一気にとんだ!

けどなんだろう、この興奮。

そうだったよな、僕らそうだったよな!!

しがらみを気にせず、人生楽しんでいた。



十年の月日が経ち、
僕らは過去の自分らに試される。

「夢を叶えられるか」
「仲間との信頼を貫き通せるか」
「人生を楽しみつくせるか」


やってやろう。
アメリカ横断。




果たして、僕らはあの頃と比べて、
進んでいるのだろうか。
立ち止まったままなのだろうか。


それを確かめに行くんだ。

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